都心にオリエンタルな建物「築地本願寺」
築地本願寺
所在地: 〒104-0045 東京都中央区築地3丁目15−1
公式サイト https://tsukijihongwanji.jp/
築地本願寺の正式名称は、「浄土真宗本願寺派本願寺築地別院」と言い、400年近い歴史を持ちます。仏教というのは、もともとはインドの釈迦を開祖とする宗教です。
古代インド・イスラム仏教様式
築地本願寺の本堂外観は、1934(昭和9)年に建立された古代インド・イスラム仏教様式を基礎とした寺院で細部にはインドネシア・ジャワ島のボロブドゥール遺跡などの意匠が取り入れられている。外観は花崗岩が用いられた石造りで、耐震性に優れた鉄骨鉄筋コンクリート造り。
「仏教はもともとインド発祥ならば建物も古代インド仏教様式で」というのが、この建物のデザインコンセプトとされています。この建物を設計した伊東忠太は、明治から昭和にかけて、ロンドン万国博覧会日本館、平安神宮、湯島聖堂などを設計した大建築家です。
カルラ
建物正面は玄関まで続く大階段があり、建物の左右対称に伸びた翼の端には、鐘楼・小塔が置かれています。広い中央階段の左右には、スフィンクスを思わせる背中に翼がある獅子が鎮座していますが、これは「カルラ」というインドの想像上の動物で、狛犬と同じ役割をはたしています。
巨大なパイプオルガン
本堂でも目を惹くのが、「巨大なパイプオルガン」です。これは、1970年(昭和45年)に、仏教音楽の普及を願い、寄贈されたもの。オルガンの音色は、法要行事や結婚式のほか、毎月最終金曜日に行われるランチタイムコンサートで楽しむことができます。
階段の1階から2階にかけて象、猿、馬、ライオン、牛、鳥の彫刻があります。このうち、象、猿、鳥は仏教説話中の「三畜評樹」に基づくものです。
「三畜評樹」とは
ある時、象・猿・鳥が「誰が一番年長か」という議論をして、そこにあった一本の木を基準にして、いつ頃から知っていたかで判断しようとなり、鳥は木が植えられる前を知っていたということから最年長だと認められました。象・猿・鳥の中でも一番小さく弱い鳥ですが、「一番高いところから全体を見渡すことができる」「物事は広く全体を見て、正確な視点を持つことが一番大切なのだ」という教えにつながっているのです。
築地本願寺カフェ Tsumugi
https://tsukijihongwanji.jp/enjoy/meal-stay/
人気メニュー「18品の朝ごはん」をはじめ、仏教や浄土真宗にちなんだ朝食やランチ、築地場外市場のお店のおつまみ、築地本願寺オリジナルのブレンドティーやスイーツ、アルコール類のメニューをご用意。朝・昼・夜と、様々なシーンに渡ってご利用ください。
抹茶と小豆のチーズケーキ
芋ようかんの和三盆ブリュレ&抹茶フロート
築地本願寺から徒歩5分のところには築地場外市場があります。
築地本願寺を含むお勧め観光タクシーモデルコース
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